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練習は電子ピアノで大丈夫?生ピアノとの違いは?|趣味で始めた大人のピアノ [大人のピアノ(初心者)]

30歳を過ぎてからピアノを習い始め、約4年が経過しました。そんな私ですが、レッスン以外の練習は99.9%が家での電子ピアノによるものです。

私の場合は、経済的事情と環境的事情でアコースティック・ピアノ(以下、生ピアノ)、すなわちグランドピアノまたはアップライトピアノを使用して家で練習することができません。

一般的によくある質問として

・生ピアノと電子ピアノは違いますか?
・家では電子ピアノでの練習で大丈夫ですか?

というものがあります。

そこで、電子ピアノを使用する際にどういったところに注意すべきかなど、大人の初心者ながら私が感じていることを書いていきたいと思います。

違う楽器?

誤解を恐れずに申しますと、生ピアノと電子ピアノは同じ“鍵盤楽器”に属し、同じ“ピアノ”という楽器名が入っていますが、別の楽器と考えるべきだと私自身は思っています。

ピアノの先生のホームページなどで、レッスンを受ける条件に

生ピアノを保有している、または購入予定がある方

といった記述を見ることがありますが、本当にピアノという楽器を極めたければ、やはり普段の練習も生ピアノを使用すべきだと思います。

電子ピアノのメリット

確かに電子ピアノには電子ピアノならではの良さ(特徴)もあります。特に、

・打鍵音、ペダルの操作音を除けば、ヘッドフォンを使用することで騒音を気なしなくて良いこと(集合住宅の場合は、上記打鍵音等の騒音対策は必要です。)
・金額が生ピアノより安い(ものが多い)こと
・調律の必要がないこと

などは大きな魅力です。

その他にもピアノ以外の音が鳴らせたり、バックで伴奏を流せたりします。MIDIを使用して他の音源を鳴らすこともできますし、“音”としてでなく、“データ(MIDIデータ)”として演奏を記録することもできます。

ライン出力からアンプを通して大きな音を出すこともできる為、大きなホールなどでのバンドのライブでは、他の楽器に打ち消されないという意味で生ピアノより使い勝手が良いとも考えられます。

電子ピアノとは?

ただ、製品の広告等を見ると

グランドピアノに迫る表現力

といった売り文句が多くみられることから、大きな特徴としてあげた3つ以外の上記電子ピアノならではの良さはあくまでも付加要素(オプション)であり、電子ピアノとは何かと問われれば

生ピアノをシミュレートした楽器

という答えが一番しっくりくるのではないでしょうか。

練習は電子ピアノでOK?

では、電子ピアノで練習しても問題ないのでしょうか?
今の私の答えとしては

生ピアノでレッスンを受けることを前提として、大人が趣味でやる範囲ではOK

だと考えます。

ただ、生ピアノを演奏できるようになることを目標にしている場合、上記前提のとおり、

レッスンも電子ピアノ

NGだと私は考えます。

例えば、

・DTMで効率的に打ち込みを行うために鍵盤の演奏能力を高めたい
・ライブでキーボードやシンセサイザー(ピアノタッチを含む)を弾きたい

といった理由で習っているのでしたら問題ないと思いますが、生ピアノという楽器を鳴らしたい(演奏したい)ことが目的でしたら、絶対にレッスンだけは生ピアノで受けるべきだと思います。

大手音楽教室の場合(特にグループレッスンの場合)、レッスンも電子ピアノを使用することがあるようですので、事前に確認されることをお勧めいたします。

一番大きな違いは?

そもそも生ピアノと電子ピアノで決定的に違うところはどこでしょうか。それは音が鳴る構造ですよね。

生ピアノは打鍵するとハンマーで打たれた弦が振動して音が鳴ります。一方電子ピアノは、打鍵するとその信号が解析され、電子ピアノに内蔵されている音の中から今の打鍵に適した音がスピーカーまたはヘッドフォンより再生されます。

例えば、ダンパーペダルを踏んだ状態で真ん中の「ド」を弾きます。打鍵したのは「ド」の音だけですが、ダンパーペダルを踏んでいる為、生ピアノではその振動で周りの弦もわずかですが共振します。ですが、電子ピアノでは「ド」の音しか鳴りません。

また、同じような状態(ダンパーペダルを踏んだ状態)で、下記の譜面を弾いてみます。
・その1
ペダル踏みっぱなし
・その2
ペダル踏み替え

ダンパーペダルを踏みっぱなしにするか踏み替えるかの違いですが、生ピアノではこの違いがより顕著に表れます。(演奏する強さにもよります。)

多くの電子ピアノの場合、ダンパーペダルを踏んだ状態でも、同じ音を2回弾くと、前の打鍵音がキャンセルされ、一番新しい打鍵音だけが再生されます。
一方、生ピアノでは、一度打鍵して振動している状態の弦をさらに打鍵して振わせるため、電子ピアノのそれとは出音が異なります。

私自身、家でダンパーペダルを踏みっぱなしで練習をしていて、いざレッスンの時にそのまま演奏をしてその違いにビックリしたことが何度かあります。(ポピュラーピアノの楽譜の場合、ダンパーペダルの指定が細かくされていない場合もありますので、コードが変わったときに踏み替えるのを基本として自分で判断します。)

技術が発展しても・・・

最新の電子ピアノ、またはソフトシンセでは、上記のような楽器の構造までシミュレートして発音させる技術もあるようですが、スピーカーまたはヘッドフォンを介して音が出ることには変わりありません。

当たり前ですが、同じ演奏者の演奏でも、実際にコンサート会場で聴く生ピアノの音と、家でスピーカーやヘッドフォンを介して聴く録音物(CD等)の音では全く違いますよね。

電子ピアノの音をスピーカーやヘッドフォンで音を聞いて、「なんてリアルな音なんだ」と感動することも良くありますが、もしかしたら“演奏者”として聞いた音の感想ではなく、“聴き手”として聞いた音の感想なのかもしれません。

生ピアノの音を実際に確認する

もし、これからピアノを習おうとされていて、生ピアノをしっかり弾いたことのない方がいらっしゃったら、ぜひ生ピアノの音を文字通り“生”で聴いていただくことをお勧めします。

もちろん、私がそうであるように、店員さんに「どうぞ試奏を」と言われても恥ずかしくて弾けない方もいらっしゃると思いますので、逆に「何か弾いてみていただけますか」と店員さんにお願いしましょう。そして、(生ピアノという)楽器が鳴っていることを体感していただければと思います。

電子ピアノというと、「音」「タッチ」「ペダル」といったことに生ピアノとの違いを尋ねられる方が多いように思われますが、まず、上記のとおり「音が出る構造」が違うことを踏まえた上で、これらのことを考えていただくと良いのではないかと私は思っています。

一概に「タッチ」といっても・・・

「タッチ」に関しても、生ピアノでもメーカーや機種によって異なりますし、グランドピアノとアップライトピアノでも大きく異なります。

一つの例としまして、先日のレッスンで和音を鍵盤の中で弾くという弾き方(フォーム?)を習いました。同じ和音を「p」や「pp」で連打するとき、一度目の打鍵後、鍵盤から指を離さずに脱力して、鍵盤が自然に戻ったところで次の打鍵をするのですが、グランドピアノの場合、完全に鍵盤が戻りきっていなくても次の音が出ます。ただ、アップライトピアノでは鍵盤が戻りきる前に打鍵すると音が上手く出ないことがあると先生がおっしゃっていました。

タッチが重要な理由を考えてみる

話しを戻しまして、「変な癖がつかないようにタッチは重要」という意見はもっともなのですが、その前に、良いタッチ(フォーム)で弾く理由は“良い音を出すため”であり、指が上手く回ることだけを考えるのはちょっと違うのかなと私は思っています。

良い音が出ているかは、生ピアノでしかわからないことだと思いますので、レッスンで先生から指導される内容がある程度分かるタッチであれば、練習用の電子ピアノは自分の好みで選んでもいいのかもしれません。

専門家の意見 or 自分の感覚

ちょっとこのことについて補足をしますが、雑誌などで“おすすめの電子ピアノ”といった記事を見かけることがあります。もちろん、プロのピアニストの方やピアノ指導者の方の批評ですので、とても参考になると思うのですが、私は“ご自身の感覚”を第一に考えてもいいような気もしています。

私自身、たまに楽器店に行くといろいろな電子ピアノを触ったりしますが、一長一短と言いますか、「これは生ピアノと一緒だ!」と思えるものは当たり前ですがありません。

この機種は鍵盤の底を感じやすいなとか、この機種は早いパッセージを弾く時の鍵盤の戻りが遅いなとか、あくまでも私がレッスンで弾いているグランドピアノを基準として各々の機種の特性を感じています。

“師事している先生のおすすめ”ということであればその機種が一番いいようにも思いますが、そうでないのであれば、ご自身が一番生ピアノに近いと思う機種が最適なのではないかと思っています。

ちなみに余談ですが、私自身、何十万もする高価な電子ピアノは使用していません。(5万円ほどの電子ピアノです。)
某大手音楽教室でピアノを習い始めるときに購入したため、すぐに辞めてしまうことも考慮し(苦笑)、安い機種を購入しました。

この記事を書いている時点で、クラシックピアノに関してはブルグミュラー25の練習曲のレッスンを受けていますが、先生から電子ピアノの機種を変えるような指示は受けていません。

電子ピアノ or アップライトピアノ(消音ユニット)

あと、アップライトピアノで消音ユニットをつける方もいらっしゃいますが、もともとアップライトピアノを所有されていたのであればそれがベターだとしても、新規購入でしたら、消音ユニットを使用した際、本来の生ピアノとの「音が出る構造」が変わってしまうことより、電子ピアノとそれほど変わりはないと思っています。

もちろん、時々でも消音ユニットなしで思いっきり弾けるのであればメリットはあると思います。

終わりに・・・

何だか偉そうなことを書いていますが、これらはあくまでも大人からピアノを始めた初心者の考えですので、小さい頃にピアノを習っていて大人になってから再開される方や、身近に専門家の方がいらっしゃる場合には、私の考えは参考にされない方がよろしいかと思われます(苦笑

私自身、もう少し経験を積んだら、今書いている内容と真逆なことを言っている可能性もありますので・・・。
(^^;

ちなみに、私の練習は「99.9%が家での電子ピアノ」と書きましたが、あと0.1%は何か。それは「楽器店等の練習スタジオで生ピアノを借りる」です。

クラシックピアノを師事している先生からなるべく多く生ピアノに触れる機会を作るよう指導を受け、上記を提案されたのですが、時間的・金銭的な理由で、ほとんど実践できておりません・・・汗。

そんなこともあり、クラシックピアノのレッスンでは、レッスンの最初に行う先生独自の指の体操の時によく注意を受けます。「ちゃんと楽器を鳴らしてください」と。。。

本当に簡単な運動(フレーズ演奏?)をしているだけなのですが、一年以上同じことを繰り返しているにも関わらず、最初から良い音を出せる(先生が何も指摘しない)ことは稀です。

またも余談ですが、時には

・今日は体調悪いですか?
・寝違えたり筋肉痛がありますか?

と聞かれることがあり、これが結構図星だったりします(苦笑

風邪をひいたりして体調を崩していると、体全体に力が入らず変に指だけに力が入ったりしてフォームが崩れることがあるんですよ。

と指摘され、「そんなことまでわかってしまうの?」と素人の私はビックリです。

上記のとおり、レッスンの時しか生ピアノに触れる機会がない私ですが、いつか、ピアノという楽器本来の生きた音が出せるようになれたらいいなと思っています。

この記事の中に、電子ピアノの選び方に関して何か参考にしていただける内容があれば幸いです♪

【Written by JUN】


タグ:JUN
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