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海苔波形を目指す [音圧]

音圧上げをテーマとした記事のパート6です。

Ozoneを購入してかなり音圧を上げれるようになりました。しかし、市販のCDには遠く及ばず。確かにきれいに潰れてはくれているのですが、音が前に出てこない。そして見た目上でも大きな違いが・・・。(私は視覚でごまかされるタイプですね。同じ音源を違う波形をみせられて再生されたら、「音が変わった」と言いそうです。)

例えば、5分とか比較的長い時間を一画面に表示させて波形を並べると、私の楽曲も市販の楽曲もどちらも海苔波形なのですが、1分とか30秒といった単位で波形を並べてみると、明らかに密度が違います。

今考えれば、4つ打ちでキックのピークが0dbとして、5分を超える曲で楽曲全体を波形表示させれば、キックのピークがくっついて海苔波形になりますよね。

上段が当時私が作成したデータ。下段は市販のCDをリッピングしたもの。
時間軸を楽曲全体(画像左)にするとどちらも海苔波形。
時間軸を15秒ほど(画像右)にすると密度に大きな差が・・・。
音圧波形比較

Ozoneにはマルチバンドコンプもついていますので、とにかく潰せ潰せとコンプ・リミッターをかけるものの、歪みが出ない状態で海苔波形にすることは無理でした。

ただ、何曲か曲を作っていくうちに、海苔波形に近づく楽曲がたまに出てきます。それは、持続音を多く使った楽曲で顕著に現れました。

白玉で弾いているエレピ、持続音のシンセ、同じく白玉など大きなフレーズで演奏されるストリングス、こういった楽器が演奏されているところは海苔波形に近づきます。ただし、音が大きく聞こえるかどうかは別問題です。

また、金管楽器、木管楽器など、ある特定の帯域に音が集中しているような楽器も、その楽器が大きく鳴るところは海苔波形に近づきます。

それでも、全体を通して海苔波形にすることはどうしてもできませんでした。ちなみにこの検証では原音のダイナミクスを残すといった、本来重要視されるべき要素をすべて排除しています。

音楽的であるかどうかの前に、まず海苔波形にできるかどうかといった、ある意味非音楽的な作業をしています。それでも海苔波形にできない。うーん、困った。どうしたらいいんだ。

ここで私は誤った選択肢を選びます。そもそも元の2Mixの段階で無理があるにもかかわらず、(この時点ではまだ気づいていない、、、と言いますか認めたくない。)Ozoneはダメだと失礼にも見切りをつけました。責任転嫁とはこのことですね。

次に目を付けたプラグインは、「VintageWarmer」でした。サチュレーションのブラグインです。
会社の先輩や同僚も、このソフトを使用している方が多かったです。このソフトも2万5千円くらいで購入したと記憶しています。

VintageWarmerのインストールディスクとマニュアル
VintageWarmer

さてその効果は。Ozoneと同じく最初に試した時、その効果に驚きました。音圧が上がるし音も前に出てくる。Ozoneの時より確実に歪みの無い状態で海苔波形に近づいています。これならいけるのではないか! かなり期待が膨らみました。

使用して1~2ヶ月はかなり満足していました。しかし、市販のCDと比べるとやっぱり違う。サチュレーションとは言葉のごとく飽和。そうなんです、全体が持ち上がってくれるのはいいのですが、これが飽和状態になり、俗に言うダンゴ状態になってしまうのです。

それではと、OzoneとVintageWarmerの組み合わせでいろいろと試してはみるものの、やはり理想の音にはなりませんでした。

そこで、ちょっと奮発しまして、「Oxford Inflator」と「Oxford Limiter」を購入しましたが、多少は理想の音に近づいたものの、Ozone、VintageWarmerと比べて劇的な変化は感じられませんでした。

Sonnox Oxfordのインストールディスク
Sonnox Oxford

この時初めて、もしかしたら元の2MIXに問題があるのかなと疑問を抱き始めたのです。まあ、かなり遅い段階ではありますけど・・・。
(^^;

私がマスタリングエンジニアとして活動をしていきたいのであれば、このようなひどい2MIXがきても対応できなければいけませんが、それはもう職人の領域だと思います。知識も経験もない私などには絶対に無理。ということで、ここからMacでのミックスに挑戦することになります。

まずそろえたものは、ProTools。当時はソフトウェアの単体売りをしていませんでしたので、USBオーディオインターフェースのMBOX2を購入しました。

そして念願の(?)Wavesを購入。最初に購入したバンドルは「Silver」でした。

さぁ、ミックスを勉強するぞーっと思いつつも、すべて自己流。サンレコなどを買って読んではみるものの、
AUXって何? BUSって何? オートメーションって何?
と、こんな状態でミックスができるわけがありません。

ということで、これまでMIDI機能しか使ってこなかったDAWのオーディオ部分をProToolsの操作とともに勉強することから始めました。

【一連の記事へのリンク】
パート1 - 頑なにMIDI
パート2 - 音圧との出会い?
パート3 - 「Loudness war」(音圧戦争)って?
パート4 - 無謀にもハードウェアから
パート5 - いよいよソフトウェア
☞ パート6 - 海苔波形を目指す ←本記事
パート7 - 結局はミックスなの?
パート8 - ミックスで変化したこと(リファレンスCDの活用)
パート9 - 視覚で音圧を測る?(ラウドネスメーター)
パート10 - 【スピーカーで確認】ヘッドホンとの違いは?

【Written by JUN】


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コメント 2

タイキブリザード

1枚目の比較画像、拝見しました。
俺個人としては、あなた様が作ったデータ(上)の方がいいです。

歌ってみたとかに使うオケとかだと、ボーカルが埋もれちゃうんで…
時間軸を縮小すると海苔。
でも拡大すると意外とスカスカ。
これがいいとおもいます。

下手に潰して扱いづらいデータになるよりはマシなので(^^)
by タイキブリザード (2015-10-31 21:22) 

hirnes

タイキブリザードさん

コメントありがとうございます!
音圧を上げることが、聴いていただく方、使用していただく方にとってマイナスになってしまうこともあるのですね。
試行錯誤しながら、少しでも良いミックスができるようになることを目指して頑張りたいと思います♪

JUN
by hirnes (2015-11-01 09:22) 

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